電子処方箋による医薬連携の強化

電子処方箋において医療機関、薬局共に患者様のデータを蓄積することで、医薬分業本来の目的である、医療サービスの向上・患者様の満足度に繋がります。本記事では、患者情報を電子処方箋管理サービスに蓄積することで生じるメリットから「電子処方箋のメリットを受けるためには」と題した、医療機関におけるマイナンバー利用のオンライン資格確認件数の現状などを掲載しています。

患者様一人一人に寄り添う薬剤師業務

電子処方箋には、入力ミス防止やファイリング作業軽減などの利点がありますが、医療機関と薬局での情報提供も重要なポイントです。

医師からは患者様の連絡事項、薬局は疑義照会・調剤結果の登録・・・と患者様の情報が電子処方箋管理サービスに蓄積することで、重複投薬、相互作用のチェックや服薬指導、ポリファーマシー防止等に繋がります。

そして、一人一人に寄り添った医療により、医薬分業本来の目的である医療サービスの向上、患者様の満足度に貢献できます。

電子処方箋管理サービス フロー
P-CUBEn 電子処方箋 内容確認画面

電子処方箋のメリットを受けるためには

電子処方箋を普及、そして電子処方箋のメリットを受けるためには、マイナンバーカードの利用が必要とされます。 電子処方箋のメリットである、処方・調剤情報の一元管理などは、患者様のデータを蓄積していくことで意味を成します。

マイナンバーカードの有効申請受付数は3月12日時点で75.4%となりました。マイナンバーカード利用時でのオンライン資格確認、すなわち医療機関でマイナンバーカード活用している件数は、オンライン資格確認全体でみるとまだまだ低い値ではありますが、着々と増えているのも確かです。

医療機関におけるマイナンバーカード利用のオンライン資格確認件数

(参考) 厚生労働省 オンライン資格確認の利用状況

おさらい!マイナンバーカードのよくある質問

マイナポイント付与によるマイナンバーカード取得申請期限が終了し、全国のマイナンバーカードの交付枚数率は2月末で63.5%、3月12日時点の有効申請受付数は75.4%と増えてきています。 マイナンバーカードを持つ患者様が増えることで、聞かれるであろう質問と回答を一部抜粋致しました。

 Q.カードを持ち歩いても良いのですか

便利なサービスが増えていきます。持ち歩いてお使いください。紛失した場合は、フリーダイヤルで利用を一時停止できます。誰かの手に渡ってもパスワードを知らなければ何も使えません。

 Q.マイナンバーカードを落とすと、ICチップに入っている情報が
  流出するので怖いです。

 Q.マイナンバーカードを落とすと、
  ICチップに入っている情報が
  流出するので怖いです。

ICチップには税や年金、医療などに関する情報は記録されていません。 ICチップの中を無理やり読み込もうとすればチップが自動的に壊れる仕組みになっています。

(参考) デジタル庁 よくある質問:健康保険証との一体化に関する質問について

電子処方箋の内容(コピー)を見ながら調剤

P-CUBE電子処方箋オプションには印刷機能を搭載しています。電子処方箋管理サービスから取得した電子処方箋の処方内容を印刷できますので入力前の元の内容を確認しながら調剤ができます。

電子処方箋の内容を手元で確認しながら調剤監査が行えるため、調剤過誤防止に繋がります。電子処方箋をお受けになった際はぜひご活用下さい。

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