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地域医療へ貢献するために必要となる、法令対応とDX推進
皆さまもご存知のとおり、改正薬機法(2020年9月公布)では、薬剤師が調剤時に限らず、必要に応じて患者さまの薬剤の使用状況の把握や服薬指導を行うことが義務化されました。
昨今では、「地域住民や患者さまに選ばれる薬局として」「薬の専門家としての薬剤師の価値を最大限に高める」には、従来薬局で導入されてきた「レセコンや電子薬歴」や「医薬品の在庫管理や発注システム」といったICTの活用から、「薬局としてのビジネスモデルを変革させ、持続的な競合優位性を確立すること」が地域医療への貢献として必要とされています。この進化が、地域における薬局のステータス向上に繋がり、これからの保険薬局として取り組むべきDXの推進と言われています。
選ばれる薬局・薬剤師の価値を最大化する服薬フォローアップの効果と現状
地域医療の担い手として患者さまのニーズに応え、選ばれる薬局・薬剤師としての価値を最大限に引き上げる業務として「服薬期間中のフォローアップ」があげられます。服薬期間中のフォローアップは、患者さまとコミュニケーションの機会をもつことで、期間中の体調変化やアドヒアランスの確認や指導が実施され、患者さまにとって安全な薬物療法が期待されます。
その結果、薬剤師への信頼や期待を築き、患者さまとの良質な関係構築に繋がります。さらには、フォローアップの内容を薬歴へ記録し、収集した内容を医療機関と情報連携することで、患者さまに良質な医療が継続的に提供され、薬剤師が関与することで地域医療の質的向上が可能となります。それは、薬局・薬剤師にとって地域医療のおけるステータスの向上にもつながるのではないでしょうか。
その服薬フォローアップについては、弊社セミナー参加者を対象としたアンケート結果からも、関心のあるセミナーテーマとして約7割の方が回答されています。
セミナーテーマに関するアンケート結果(2021年8月、弊社実施)
しかしながら、その実施については、幣社アンケート結果からも「服薬フォローアップの必要性に対する、患者さまとのギャップ」「薬局や薬剤師側の取組」など、本格的に実施するためには多くの課題がある事がうかがえます。
更には、コロナ渦における医療提供体制の見直しや対策、対人業務の強化もあり、新しい業務を取り入れることは、現状難しい状況とお聞きします。
今までにフォローアップを実施した人数
セミナーテーマに関するアンケート結果(2021年8月、弊社実施)
フォローアップにおける課題
- ・こちらが必要性を感じる患者さんと本人の認識に差がある
- ・断られる確率が高いので、薬剤師のモチベーション維持
- ・電話をかけるタイミングが難しい
- ・義務化されたものの、フォローアップがあまり行われていない
フォローアップの主な確認方法
セミナーテーマに関するアンケート結果(2021年8月、弊社実施)
フォローアップに最も多く用いられて方法は「電話」14名(64%)、次いで「SNS」2名(9%)となっており、「電話をかけるタイミングが難しい」など、フォローアップの方法も課題となっているようです。
LINEを活用した服薬フォローアップは、薬剤師にも患者さまにも嬉しい
服薬フォローアップは、患者さまお一人おひとりへの継続的な個別対応が必要とされる業務。そのため、薬剤師は少ない業務負担やストレスレスで行え、患者さまはコミュニケーションに対する煩わしさを感じず、手軽に行えるなど、薬剤師と患者さまの双方が負担なく実施できる事が継続のポイントとなります。
ユニケソフトウェアリサーチでは、「薬剤師業務=患者さまを良くすること」の実現を目指し、患者服薬フォローサービス「フォロナビ®」を日常的に運用されている電子薬歴に標準搭載してサービス提供をおこなっています。
「フォロナビ®」では、操作の簡便性を実現するために、国内で広く普及しているLINEを利用することで、服薬フォローアップ開始時の操作性に関するハードルを低減しました。さらには、LINEの機能性を活かし、フォローアップのコンテンツや動画の送信が行え、患者さまにより正しく&わかりやすい情報提供もおこなえます。
※特許出願中(特願2019-140708)
※「フォロナビ」は株式会社ユニケソフトウェアリサーチの登録商標(第6351964号)です。
※「LINE」はLINE株式会社の商標または登録商標です。