東京メトロ・新御茶ノ水駅に直結するショッピングモールに店舗を構える新お茶の水薬局さまは、近隣のクリニックから訪れる患者さまでいつもいっぱい。投薬カウンターでは、薬剤師が次々に服薬指導を行い、お金を預かり、お釣りを返すという業務を行っています。
「たくさんの患者さんとお話しながら現金のやり取りをしていると、レジの2度打ちやお釣りの間違いといったミスも起きやすくなります。うちでは昼、夕、閉店後の1日3回、レジ上の売上と現金をチェックしていますが、現金の過不足があると、ジャーナルの記録を1件ずつ確認しなくてはなりません。また、閉店後にレジを締めた時に金額が合わないと、スタッフに残業してもらう必要があったり、場合によっては、小銭がどこかに落ちていないか探したりと本当に大変でした」と、同薬局社長の菊池順子先生は以前の苦労を振り返ります。
そこで、こうしたスタッフのストレスを軽減させたいと考えていた菊池先生は、訪れた学会の展示会で、ユニケのSmartPOCと自動釣銭機を組み合わせた現金管理システムに出会いました。 「まず、そのコンパクトさに惹きつけられました。うちは店舗が狭いので大きな機器は置けませんからね」と言う菊池先生。デモを見せてもらうと、処理スピードがとても速いこと、さらにタッチパネル式のシンプルな使いやすさも気に入りました。薬剤師にも試してもらったところ、とても使いやすいと評判も上々。早速、導入を決めました。
しかし、いくらコンパクト設計とはいえ、レジと自動釣銭機を2台ずつ設置するのは簡単ではありません。そこで、スペース効率のよい新しいカウンターもユニケから提案してもらうことに。こうして、最新の現金管理システムを導入できた上に、カウンター後方のスペースも少し広がり、以前より働きやすい動線になりました。また、クレジットカードや電子マネーを一括で処理できるクラウド型決済システムも新しく導入。レジ業務がさらに便利でスピーディーになりました。
こうしてレセコンとレジの自動連携、現金の入金と釣り銭の自動化を実現した新お茶の水薬局さま。レジの打ち間違いや現金の過不足も一気に解消され、1日3回、日によってはトータルで2時間くらいかかっていたジャーナルと現金の付け合わせ作業も不要となり、スタッフはその時間を本来の業務に振り向けられるようになりました。とくに、同薬局では眼科の患者さんが多いため、薬の点眼や保存の方法など、詳しく説明しなくてはならないことが多く、服薬指導にも時間と手間をかけています。「現金を扱う際のストレスから薬剤師が解放され、服薬指導に専念できるようになったメリットは大きいですね。レジ締めにかかっていた余計な時間も必要なくなり、残業時間も短くなりました」(菊池先生)。
レジ管理の自動化がもたらす効能は予想以上で、更新前、スタッフの中には慣れているレジを替えることに不安を抱いている人もいたようですが、実際に導入してみると、「とても使いやすくなりました。本当にありがとうございます」とみんなに言われ、菊池先生もうれしくなったとのことです。
新お茶の水薬局さまでは、2017年2月に[SmartPOC+自動釣銭機]を導入しましたが、その導入効果が目に見えて現れてきたので、同年6月、系列店のアイ調剤薬局(江戸川区西葛西)にも同じシステムを採用。同薬局でも業務の効率化に多大な貢献が期待できます。さらに、それだけでなく、この現金管理システムは、薬剤師採用の際にリクルートツールとしても大いに役立っていると菊池先生は言います。
「薬剤師の採用面接を行う際、うちで使っているユニケのレセコンと電子薬歴の使いやすさを紹介することで、働きやすい職場環境をアピールしているのですが、このレジシステムを入れてからは、現金管理の煩わしさがないことも合わせて実感してもらっています。とくに、レジを使った経験がない薬剤師の場合は操作の不安もあるので、これが入社のモチベーションになることもありますね」。患者さまの待ち時間を減らし、服薬指導にしっかりと時間をかけ、会計時の間違いを解消し、薬剤師のストレスをなくす。患者さまにもスタッフにもやさしい[SmartPOC+自動釣銭機]は、新お茶の水薬局さまにとって、もうなくてはならないパートナーになっているようです。