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導入事例
スタッフが安心できる業務環境を提供し、DXによる
効率化と親切丁寧な服薬指導の両立を目指しています
導入事例
スタッフが安心できる業務環境を提供し、DXによる
効率化と親切丁寧な服薬指導の両立を目指しています
更新日:2023年11月8日
株式会社フォルテシモ
今回取材した薬局 【株式会社フォルテシモ たんぽぽ薬局錦糸町店】
東京都と千葉県に7店舗の「たんぽぽ薬局」を展開する株式会社フォルテシモ。「最高のサービスを提供する 感動するほど親切丁寧な薬局を目指す」を企業理念に掲げ、質の高い薬物治療を提供しています。早い段階からIT化の推進や計画的な人員配置と社員教育にも力を入れ、継続してスキルアップできる教育体制を整えています。
昨年9月に開局した「たんぽぽ薬局錦糸町店」は、デパート内に同社がプロデュースした医療モールがあり、7階にあるにもかかわらず医療モール以外の処方箋が22%を占め、地域に根差した「かかりつけ薬局」として認知されつつあります。
今回は、株式会社フォルテシモ代表取締役で薬剤師の西谷先生から「P-CUBE n 」導入の成果についてお話を伺いました。
西谷先生
導入の経緯と理由
操作性を拡張できるシステムの対応力が決め手
導入の経緯や理由を教えてください
業務システムをIT化するために展示会では5社以上から電子薬歴の説明を受けました。当社が望む「業務を効率良く行い、患者さまをお待たせしない」ことを実現できるのがユニケでした。
スタッフの状況に応じて操作性をカスタマイズできる対応力が、他社と一線を画していました。このシステムの対応力が、スタッフにとって使い勝手の良さにつながると考え、導入しました。
導入前の課題
「お待たせしない」「親切丁寧な対応」を実現するスタッフの負担を解消したい
たんぽぽ薬局錦糸町店はデパートのテナント店という特性から、他の店舗より新患の割合が高く、仕事帰りや買い物の合間など急いでいる方も多く利用します。
初回来局時は、アンケートの記入もあるため、薬を受け取るまでの待ち時間が長くなりがちです。「急いでいるのに待たされた」という印象が残ると、いくら親切丁寧な対応をしても再来局には繋がらない可能性が高くなるため、スタッフはお待たせしない事と親切丁寧な服薬指導の両立を目指し、業務を行っています。スタッフにかかる負担を減らし、安心して業務が行えるようにすることが経営者としての課題でした。
導入の成果①
監査項目をスルーしない、万能なオペレーションに取り組む
「P-CUBEn」導入後の成果を教えてください
監査では、薬剤師としてのスキルや経験、パソコン操作の得手不得手等、属人的な要因によって、監査のバラツキや余分な時間の発生に繋がると考えます。薬剤師としてのスキルは社内研修を開催して継続的に学べる機会を設けていますが、効率良く見落としのない監査を目指し「P-CUBEn」の「オートシーケンス機能」を運用しています。
薬歴の頭書き、過去薬歴、相互作用チェック、前今回比較など監査時に確認する情報が多い分、電子薬歴の操作も煩雑になりインシデントに繋がる可能性があります。オートシーケンス機能では、これらの情報を最小限のキー操作(Escキー)のみで、監査情報が順に展開されるため、パソコン操作への意識やバラツキが最小限になり、監査業務に集中することができるようになりました。
ルールに沿った効率の良い監査業務を支援する「オートシーケンス機能」
疾病チェックや処方比較、過去薬歴など様々な画面を見て処方の妥当性や患者さまの状態を確認する際に、オートシーケンス機能が活躍。Escキーのみで設定した画面が自動で切替わり、効率良く監査業務を行えます。
導入の成果②
服薬指導と薬歴記載はオリジナルデータを活用し、効率化と質の向上を両立
服薬指導は質の高い業務内容を目指しています。そして、指導内容は限られた時間内に事実をきちんと記録するようにスタッフは努めています。
当社では、服薬指導と薬歴の記録を標準的に効率良く行うために「インタビューツリー機能」を活用しています。この機能には、服薬指導ガイダンス、さらには薬歴をテンプレート化させたコンプライアンスや疾患別の指導文がデータベースとして搭載されていて、その指導文は選択すると薬歴に記録することもできます。
当社では、薬剤師スタッフが個々にオリジナルの指導文を作成し、シェアすることでグループ全体の服薬指導や薬歴の質的向上と効率化に役立っています。また、このオリジナル指導文は、薬との紐づけが簡単に行え、該当の薬が処方されている時にだけ表示することもできるので、検索時間もかかりません。当社の薬剤師スタッフによる知識の集合体として、服薬指導と薬歴記入の業務をアシストしています。
服薬指導・薬歴入力で活用。服薬指導の質を標準化する「インタビューツリー機能」
薬品・コンプライアンス・疾患別の服薬指導ガイダンスを搭載。さらには、内容を薬局・薬剤師ごとにカスタマイズ・作成することも可能です。また、他店で作成したデータの利用も可能なので、店舗を移動してもオリジナルデータを使い続けることができます。
今後の展望
スタッフが安心できる業務環境を提供したい
フォルテシモさまや西谷社長の今後の目標をお教えください
スタッフには、ゆとりある人員配置とDXによる作業の効率化により、患者さまの対応に集中して欲しいと望んでいます。
最近では、インバウンドの利用者も増えています。服薬指導時の英語に薬剤師は不安や緊張を感じることもあったようですが「P-CUBEn」で標準機能となった「英語お薬情報」とポケトークを活用して、スタッフの英語スキルに依存することなく対応ができています。「英語お薬情報」は、約17,000品目の医療用医薬品データをベースとした薬情の英訳版で、薬剤師は薬剤情報提供書を読みあげながら「英語お薬情報」を指し示し、高い英語のスキルを必要とされずに服薬指導が行えます。レセコンの入力内容と連動しているので窓口印刷帳票と同時にスピーディに印刷も行え、これから一層増えるインバウンドにも安心して対応できるとスタッフは喜んでいます。
また、当社では、ダウンしないシステム環境の構築として「P-CUBEn」の「スタンバイ機能」を運用しています。「P-CUBEn」には標準機能として装備されていて、サーバーの緊急時には、業務端末を一時的に代替サーバーとして運用し、業務を再開させる備えもしています。
たんぽぽ薬局錦糸町店スタッフの皆さま
経営者としては、変化や予測できないリスクにも備え、「お待たせしない」「親切丁寧な服薬指導を実践するかかりつけ薬局」としての最高のサービスをスタッフと共に薬局の利用者へ提供していきたいと考えています。