医療情報の活用に向けて  

「医療情報の活用」をテーマに、2022年9月からオンライン資格確認で閲覧が可能となった「診療情報」に対応した「診療情報閲覧機能」の活用法や服薬指導の質を高めるバージョンアップ情報など掲載しています。

目次

「診療情報閲覧機能」を活用する

 2022年9月からは、オンライン資格確認の利用によって閲覧できる情報が拡大され、従来の「薬剤情報/特定健診情報」に加え、「診療情報」の閲覧も可能となりました。

 薬局におかれては、診療情報を見ながら服薬指導を行えるように「薬剤・診療情報閲覧結果ファイル」 を表示し、薬剤の処方元医療機関を確認できるようになりました。

診療情報閲覧機能

 薬剤情報画面には[処方医療機関]欄を追加しました。処方機関を選択することで、選択した処方医療機関単位で表示することができます。

薬剤情報画面

 併用薬を一括で、頭書き画面に転送

 併用薬一括画面から薬品を登録することで、薬歴の頭書き画面に、そのまま転送することができます。

併用薬一括画面

ご存知ですか?医療情報化による補助金について
<令和5年3月末までに事業完了、同年6月までに交付申請>

 顔認証付きカードリーダーの申込時期


大手チェーン薬局

(グループで処方箋の受付が月4万回以上の薬局)


薬局(大型チェーン薬局以外)


顔認証付きカードリーダーの提供台数


1台無償提供


1台無償提供

その他の費用補助内容

①令和3年4月~
令和4年6月6日


21.4万円を上限に補助
(事業額の42.9万円を上限に、その1/2を補助)
※消費税を含む


32.1万円を上限に補助
(事業額の42.9万円を上限に、その3/4を補助)
※消費税を含む


②令和4年6月7日~


同上


基準とする事業額42.9万円を上限に実質補助

※ご参考 「オンライン資格確認の導入が原則として義務付けられます」(令和4年8月24日 厚生労働省 保険局)
https://www.iryohokenjyohoportalsite.jp/about/docs/onshigimuka.pdf

① 服薬支援プログラムを活用して服薬指導の質を高める

薬剤師による薬物治療をきめ細かく支援します
自己判断で服薬を中止してしまったり、処方された医薬品が適正に使用されていない患者さまに、薬剤師の専門性を活かした医薬品ごとの服薬指導を支援するプログラム「PUMAP」をP-CUBEnに標準搭載しました。「PUMAP」は、電子薬歴機能と連携し、患者さまのアドヒアランス向上と薬剤師による薬歴入力の効率化を支援します。

 PUMAP対象薬が処方されている場合に、患者検索や薬歴メインの画面から、“PUMAP指導画面”を表示し、服薬指導での活用が可能です。

アドヒアランス向上プログラム

 PUMAPにおける指導チェック項目は、服薬指導内容として薬歴への転送も行え、薬歴入力の効率化と指導内容をエビデンスとしてわかりやすく記入します。

指導チェック項目

初回バージョンでは、“5種類の服薬アドヒアランス向上プログラム” コンテンツを配信

以降、随時コンテンツをリリースする予定です

② 処方箋スルー印刷機能を拡張 

“2次元コードを取り込む” & “前回受付の内容を患者情報シートへ出力” 
P-CUBE nの「処方せんスルー印刷機能」を拡張し、 “処方せんの2次元 コードの取込による処方入力“ & “前回受付の内容を患者情報シートへ 出力” が一度に行えるようになりました。

 処方箋スルー印刷機能を活用したタイミングで、処方入力が行えるので、 薬局全体の業務効率が見込まれます。

処方箋スルー印刷機能

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